部下と話をするとき正対すると良いと言われます。 私にとって、この言葉は良いと分かっているのになかなかできなかったり、意識付けすればできますが、無意識ではできていないことです。 最近、私は「多くの人の前で話をするトレーニング」を受けています。 その中で、一人一人と会話しているように話すよう指導を受けました。 人と正対して話をしたり、聞いたりすることは、当たり前のことではありますが、実際にはとても難しいことです。 目を合わせているとついついすぐに背けてしまう。 人と話をしていて、誤魔化すような乾いた笑いをしてしまう。 人と話をしているのに、いつの間にか自分の考え、世界に入っていて、遠い目をしている。 最後に笑って誤魔化したように会話を終える。 これらは、表面に現れている行動(態度)ですが、その本質として、自分と人との間に膜やバリアを作って、人の中に踏み込まない、そして人から踏み込まれないように接してきたなと自ら感じています。 正対しないし、できないというのも、このような自分の接し方から来ています。 独立した7年前以降、いろんな勉強やトレーニングを受けてきて、より多くの人のお話を聞けるようになったり、より多くの案件を受けれられるようになってきました。 しかし、まだまだ改善の余地がある、チャレンジし甲斐があることだと感じているので、楽しみながら取り組んでいきたいと思います。 私と話したら、相談者・依頼者・事務員さん・勤務弁護士の皆様が元気になって帰っていく。 そんな事務所を実現するために、まずは自分自身が正対を体現できるように、より一層自己研鑽に努めます。 弁護士という専門職ではありますが、基本的には、接客業には変わりありません。 広義で捉えて、接客を磨いていけるように、日々の生活・業務の中で「正対」を意識して取り組んで参ります。 これからも稲吉法律事務所の笑顔・接客応対・おもてなしにご期待ください。 稲吉法律事務所は、人に寄り添えるサポートを心掛けています。 男性弁護士には相談しづらいことも、女性弁護士が在籍していますので、安心してご相談ください。
