以前受けた研修で、人生に意味がないと聞いて、衝撃を受けたことがあります。 何かが起こると、善悪、良し悪し、損得などの意味を付けがちです。 ただ、意味を付けているのは誰かというと、自分でしかありません。 冒頭の言葉は、人生には自分が付けた意味しかないという意図も含まれていると考えています。 では、どんなことがあっても良いように捉える。 そう考えればよいのではないかとポジティブ思考を実践している方もいます。 しかし、私の場合はポジティブ思考はかなり難しいと感じています。 この思考方法は、ポジティブは良い、ネガティブは悪いという価値判断が根底にあります。 生きている以上、ネガティブな思考は自然と出てきますが、その都度、その思考やそんな思考をしてしまう自分を否定することになり、疲れてしまいます。 人間であれば、いろんな思考が反応的に次々と起こってきますが、その思考に支配されない。その思考を採用しないという事が大切かなと思っています。 「人生万事塞翁が馬」という言葉は、短期的に見たら良くない事も長期的に見たら良いことになるかもしれないことを意味し、即断してしまうことを戒めています。 また「日々新た」という言葉は、その時初めて出会ったことについて、自分の過去にある似たものを持ってきて同じだと決めてしまうことを戒めています。 起きてしまったことについて、対応することを優先せずに、ただただ頭の中で分析して、いろんな意味を付けてしまう。 悪いことだと、誰かが悪いと、それが自分であっても悪者を作ってしまう。 これは良くない傾向だと思います。 良い事であれば、再現できるようにする。悪い事であればリカバリーできるようにする。 そのように行動や対応していくことが必要です。 ただし、どんなに自分で意味付けしても、日本で暮らしている以上は、法律が存在します。 ご自身ではなかなか良い方向に向かう意味付けができなかったり、意味付けしたとしてもトラブルに巻き込まれてしまったり、そのような課題が人生には起こります。 そんな時は、どんな些細なことでも、法律の専門家として相談者の人生に寄り添って、まずはお話を伺わせていただきます。 あなたの人生の出来事で法律を踏まえた意味付けをしたいことがありましたら、まずは弊所にお気軽にご相談ください。 一人ではなかなか解決策が見出せないことでも、法律の専門家、そして一人の人間として、弁護士がご相談に乗らせていただきます。 数多くの解決策の中から、最良な解決策を選択し、起こった出来事に対して、我々弁護士と共に意味付けをしていきましょう。 稲吉法律事務所は、人の心に寄り添えるサポートを心掛けております。 男性弁護士には相談しづらいことも、女性弁護士が在籍していますので、些細なことでも安心してご相談ください。
