先日、1週間の振り返りMTGで、当事務所の事務員から新しい弁護士という要望を受けました。尋ねてみましたが、事務員ではなく、事務所にいて細かいことを相談できる弁護士が良いとのことでした。 独立して7年半、私は弁護士、事務員問わず、全員がフラットに意見を言い合える、垣根のない事務所を目指して組織づくりをしてきました。 しかし、今回の要望から考えさせられました。 それは、どんなにフラットな関係を築いても、やはりプロフェッショナルとしての役割の違いは無視できないということです。 これまでの私は、どこかで自分と同じように動けることを周囲に求めてしまっていたのかもしれません。例えば、依頼を頂くための営業がまさにそれです。 しかし、営業ができる弁護士というのは、独立してから、荒波に揉まれながら必死に事務所を引っ張ってきた経営者としての自分だからこそ体得できたスキルです。それを他人に当たり前として期待するのは、傲慢であると気付きました。 弁護士には弁護士の、事務員には事務員の、それぞれにしか全うできない重要な職能があります。誰一人欠けても、この事務所は回りません。 この気付きを経て、現在の私は弁護士の採用活動に並々ならぬ力を入れています。それは単にマンパワーを増やすためではありません。新しく迎える弁護士も含め、メンバー全員がそれぞれの立場で最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を、経営者として再構築するためです。 当然のことながら、弁護士と事務員では、仕事の内容も違います。しかし、弁護士と弁護士でも仕事の内容や得意分野は違うのです。これから新しい弁護士を採用したら、その弁護士は私とは、得意分野も、性格も、考え方も違います。同じ弁護士でも全く特徴等も違いますから、そのような新しい風が入ってくることで、事務所はより強固になります。 人はどうしても、自分の視点だけで物事を見てしまいがちです。しかし、大切なのは知識、経験の違う人それぞれの立場に思いを馳せることです。 事務員が声を上げてくれたからこそ、私は自分の当たり前を疑うことができました。 日々の業務が円滑に回っていますが、決して「当たり前」ではなく、感謝すべき奇跡のようなバランスの上に成り立っています。 それぞれの立場を尊重し、感謝を忘れず、新たな仲間と共に、より強固で温かい事務所を創り上げていきたい。そんな決意を新たにしています。 もしお知り合いの弁護士さん等で、弊所での仕事にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介ください。 自分の特徴(強み)を活かせる環境、そして弁護士として、一人の人間として成長できる環境をご用意することを約束します。 いつも最後までお読みただき、ありがとうございます。

