自慢話のようになってしまいますが、私は、よく人から「相手の年齢や立場、地位に関係なく、誰の話でもフラットに聞いている」とお褒めいただくことがあります。 ただ、周りからは「なぜか男性には厳しいけれど、女性の失敗にはずいぶん寛容だよね」なんて言われることもあって、自分でもまだまだ修行中だなと感じています。 そんな私ですが、実は一つ、大きな反省と課題があります。 それは、やる事が多くなり、タスクに忙殺され始めると、無意識のうちに「人を近寄らせないオーラ」を出してしまうことです。 忙しさに追われると、自分の「理想」を見失う タスクや期限に追われて余裕がなくなったり、何か集中していると、周囲を近づけない「拒絶の雰囲気」を醸してしまいがちです。 私自身も振り返ってみると、「目の前のやる事」に気を取られすぎているときは、自分がどんな弁護士でありたいか、どう人と向き合いたいか、なぜこの活動に関与しているかという「自分の理想」をすっかり忘れてしまっていることに気づかされます。 人を遠ざけるようなオーラを出してしまうのは、100%自分自身の内側の問題なのです。 だからこそ、近づきにくい雰囲気を醸している自分を変えていくために、私が日々実践し、意識していることが3つあります。 1. 自分の「反応」に支配されない 例えば、忙しい最中に声をかけられたときや、初対面の相手から素っ気ない態度を取られたとき、私たちは一瞬で「イラッとする」「後にしてほしい」といった感情的な反応を起こします。 けれど、その一次的な反応に100%支配されてしまうと、心にゆとりも、相手を受け入れる「余地」もなくなってしまいます。 一瞬「もうダメだ」「忙しい」という反応が起きても、そこで立ち止まる。 私が敬愛する声楽の先生は、私のへたくそな歌を聞いてちょっと反応しているようですが、もう一度、持ち直して対応されています。 持ち直した対応しか心に残っていません。 ただ反応しているだけと気付いて、自分はどういう姿勢で人と接したいかという自分の意思から行動を選び直す。反応に流されるか、自分の理想を選択し直すかは、本当に紙一重のことです。 2. 人が近寄れないのではなく近寄れないように自分が決めている 誰かに近づきにくさを感じさせたり、逆に周囲から人が離れていくとき、相手のせいにしがちです。 こんなに話しかけやすい場や雰囲気をつくったりしてから、話しかけて来いよと他責にしてしまいます。 実は、逆です。 相手が話しかけてくれないのではなく、自分が人を近寄らせないオーラを出してしまっていることに気づくこと。 他責から、自分で変えることが出来ると考えるところから、雰囲気とか、相性とか、掴みどころのない話が自分で扱えるものに変わります。 3. 自分から場を開き、関係性を「クリア」に保つ 忙しいときこそ、自分の中に閉じこもるのをやめて、こちらから挨拶をし、場を開いていくこと。 そのときのコツは、相手の世界に好奇心を向けることです。 また、過去のやり取りで感じた小さな引っかかりがあるなら、気づいた段階で話して、ひっかかりをクリアにすることも大切にしています。 やる事に追われて不機嫌になったり、人を遠ざけるオーラを出してしまうのは、ある意味で人間の自然な反応かもしれません。 でも、その雰囲気を出し続けるかどうかは、いつでも自分自身で変えることができます。 「あ、今自分は忙しさに飲まれて人を遠ざけていたな」と気づいたら、その場でそっと自分の「理想のあり方」に立ち返る。毎瞬毎瞬、温かい自分を選択し直すこと。自分の中で「理想のあり方」を決めておくと、そのあり方に立ち返ることができます。 もし今、日々の忙しさに追われてトゲトゲしてしまったり、周囲との間に壁を感じて悩んでいる方がいらっしゃれば、まずは「自分が出している雰囲気」をそっと見つめ直してみませんか。 和敬法律事務所は、皆様が忙しさや思い込みの重荷を下ろし、自分らしい自由で温かい関係性を取り戻せるよう、いつでも「しがらみのないフラットな存在」として寄り添っています。 小さなことでも何かお悩みがありましたら、何でもご相談ください。

