自分について決断力がないという人がいます。 でも決断力という筋肉が首筋や頭部にあったり、 決断力という物が実在するわけではありません。 決断し続けた結果、評価としてあの人は決断力がある人だと、
決断を先延ばし続けた結果、あの人は決断力はない人だとそれぞれ評価されるだけです。 では決断をする前に決断力がないと言ってしまう人の心理を見てみると、
自分が決めれないことや自分が決めたくないことの説明として決断力がないと
言っているのかなと思います。 そして、決断力はないと言ってしまう人については無力感、諦め、皮肉があるのかなと
私は見ています。 決断と聞いて何かの切替スイッチを押す瞬間だけで、
そのスイッチを押した結果は自分と関係ないピタゴラスイッチ的な運命で
決まっていくという考えかもしれません。 でも、何かを決めるだけでうまくいくものでしょうか? いい人と思って結婚したけど、その後の結婚生活で釣った魚に餌をあげないでは、
離婚されてしまいます。
お見合い結婚で初対面良くない印象だったけど、
その後、その人の良いところを見ていった結果、うまく行ったという話も聞きます。 カッコイイ言葉で、選択を正解にするという言葉があります。 選択した以上は選択した後も選択に責任を持って働きかけ続けるという意味です。 やるやらない、A か B かという選択のどちらを選択するかということが重要ではありません。
明確に選択してその選択に責任を持つという心持ちがあれば選択は遥かに容易になると思います。 決断するということは、決断後の出来事に対して責任を持つという覚悟を決めることです。 人生を生きていれば、誰でも様々な場面で選択を強いられます。 その時に「責任を持って決める」、「決めた後に関しても責任を持つ」、
これが決断であり、これができる人を決断力のある人と呼ぶのかもしれません。 ただし、人生には予想もできない多くの出来事が起こります。
そんな時にご自身だけでは正しい(ベストな)決断ができないことも多々あります。 それがもしトラブルや法律に関することであれば、その時は専門家である弁護士を頼ってください。 あなた一人で判断するよりも最適な決断へ導くことができると思います。 最適な決断を支援するために弁護士としてこれからも精進して参ります。 和敬法律事務所は、人に寄り添えるサポートを心掛けています。 男性弁護士には相談しづらいことも、女性弁護士が在籍していますので、安心してご相談ください。

